2020年9月、コロナ禍の閉塞感から、これまでにない体験を求めて北海道を一週間放浪した。 函館を起点に、道内の主要都市に寄り道しながら、最後は根室まで至る長旅。
旅中に訪れた風光明媚な場所の数々に、私はあっという間に北海道の虜になった。
季節を変え、地方を変え、何度も北海道を訪れた。
いつしか私は、北海道の雄大な風景の中に存在する、誇張されないミニマルな美しさに惹かれるようになった。
「MINIMALISM IN THE NORTHERN LAND」は、過去8回に渡り訪れた北海道の中で出会ったミニマルな風景を集めた展示である。
ダイナミズムとミニマリズムの間に生まれる美しさを、この展示を通じて表現したい。
1996年山口県山口市生まれ。
14歳のとき、当時大好きだった新幹線を撮るために、初めて買ってもらったデジタル一眼レフカメラで写真撮影を初める。その後、一度は写真から離れてしまうが、20歳からストリートフォトに注力し、Instagramへの投稿を本格的に初める。
2018年にフォトブログ「異郷好実」を開設。2020年、初の個展「碧の風景」を開催。2021年6月度 日本カメラ月例フォトコンテスト Webの部 入選。